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【長崎】崩れゆく島、軍艦島(端島)に今すぐ行ってほしい

軍艦島と呼ばれる島が長崎にあります。

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(船から撮った写真。このアングルが軍艦に見えることから軍艦島と呼ばれています)

 

正式には端島(はしま)といい、長崎の海に浮かぶ、

大人が30分も歩けば1週できるような小さな小さな島です。

(ただし、後述のとおり実際に1週することはできません)

 

詳細や写真は他の記事に譲るとして、

この記事では端島への行き方や注意点などを

私が上陸した経験から手短に紹介したいと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

端島 (長崎県) - Wikipedia

 

1.軍艦島への行き方

軍艦島へ向かう船は限られています。

島を管理する長崎市より、上陸を許されている会社が決まっているからです。

nagasaki-search.com

私は上記のリンク先様を参考にし、

そのうちの軍艦島コンシェルジュというところを利用しました。

理由としては、

 

①上陸率が高い

⇒出航したからと言って、必ず上陸できるわけではありません。

 時化ている、波が高いなどで上陸できない場合もあります。

 そのうえで、コンシェルジュさんは比較的上陸率が高いとのことでした。

 

②デジタルミュージアムとセットだと安い

コンシェルジュ、出航する港のすぐ近くに

軍艦島デジタルミュージアム」を運営しています。

軍艦島デジタルミュージアム 長崎の世界遺産、軍艦島を最先端の技術で再現

 万が一上陸できなくても、行った気になれると判断しました。

 船とセットだとミュージアム代が半額! 行くっきゃない!

 

 以上が行く前にネットで得た情報です。

上陸後の今思うことは、コンシェルジュさんで良かった、と思っています。

(これが最初の軍艦島だったので、ほかの会社さんとは比較できませんが……)

何故そう思うかというと、

 

・ガイドさんの解説がとんでもなく良い

とにかくがガイドさんの解説がすごい!

様々な角度からこれでもか! と

情報の洪水を浴びせられ、とても感激しました。

 

隣の席でカップルが爆睡していましたが、ビンタして起こしてやろうかと

真剣に考えたほどです。眠眠打破1ケース飲んで、起きてろ! 聞け!

 

・デジタルミュージアムで泣ける

私は午後の便だったので出航前に行ったのですが、良い…。

膨大な写真や元住人の証言から構成されているのですが、

特に島に住んでいた子どもたちの写真がたくさん展示されています。

 

写真だからかもしれませんが、みんな笑顔なんですよね……

 

私は島を離れた船の中で、軍艦島の本を2冊買いました。

(この写真集もまた良いんだ、これが……)

THE ISLAND 軍艦島

THE ISLAND 軍艦島

 
軍艦島の生活<1952/1970>:住宅学者西山夘三の端島住宅調査レポート

軍艦島の生活<1952/1970>:住宅学者西山夘三の端島住宅調査レポート

 

 

2.軍艦島での注意点 

これを読んでいる諸兄姉は今チケットを手配されていることと思いますが、

そのあとで良いのでここから先も読んでいただければと思います。

 

・船酔いする

私は正直ナメていましたね。めちゃんこ酔いました。

ガイドさんの話を聞いて、画面をじっと見ていたからかもしれません。

準備は大切! これを読んで万全の体制で上陸を迎えましょう!

kiyotakakubo.hatenablog.com

 

・上陸できなくても泣かない

私が行ったときは雨風ともに強かったのですが、幸運にも上陸できました。

ただ、やはり上陸できない場合もあります。その時は、もう諦めましょう。

ミュージアムは雨でもやっているので行った気にはなれますよ!

 

・上陸後は忙しい。写真はほどほどに、目に焼き付けろ!

軍艦島内は見学コースが決まっているうえに上陸時間にも限りがあります。

パシャパシャと写真を撮るのに夢中でハイ次のコースへ…とならないよう、

しっかりとその目に焼き付けることが重要です。

自撮りなんてもってのほか! 渋谷でやれ!

 

3.最後に

ここまで軍艦島への行き方、注意点をご紹介しました。

まさかここまで来て「行こうかな…どうしようかな…」なんて言ってる

諸兄姉はいないと思いますが、端的に言って絶対に、今すぐに行くべきです。

 

何故か。

明日、なんなら今崩壊してもおかしくないからです。

 

島内の建物の大半はRC(鉄筋コンクリート)造り、比較的頑丈ではありますが

それでも古いものでは100年近く経っているものもあります。

 

ガイドさんによれば、いつ崩壊してもおかしくないと補強工事もされないままの

建物も少なくないとのこと。

 

ただ崩れるのを待つだけの建物が無数にある軍艦島

今行かないで、いつ行くんですか?

 

 

塩原